塾長コメント その他

ウィグルへの旅3

投稿日:

安部龍太郎

 タリム盆地は東のハミ市から西のカシュガル市まで
およそ千八百キロ、北の天山山脈から南の崑崙山脈までおよそ五百五十キロ。
 その面積は日本とほぼ同じだが、水は二つの山脈を中心とする雪解け水に
頼っている。五千メートル級の山々に積った雪が解けて地下水となり、
オアシスに湧き出す。
 その水が川となって砂漠の中へ流れていく。すると少しずつ砂にしみこんで
最後は消滅してしまう。
 我々が知っている川は小川の水を集め、小川が合流して大河になって海に
注ぐが、タリム盆地では逆のことが起こっている。
 こうした光景を見て、私は『法華経』に書かれている地涌の菩薩の発想
の源がよく分かった。
 日本では川の流れを集めた海から神仏が出現すると発想しがちだが、
タリム盆地では天からの雪が山に積もり、万年雪となって地に
水をもたらし、砂の中に消えてゆく。
 だから恵み深い水が菩薩となって地から湧き出し、天空での虚空絵に
参加すると考えられたのではないだろう

-塾長コメント, その他

執筆者:


comment

関連記事

日々雑感

安部龍太郎   コロナウィルスの影響が深刻です。4月4日現在で世界中で百万人が感染し、六万人近い死者が出ています。つい二時間前、アメリカでは1日に1480人が亡くなったとの報道がありました。 …

日々雑感

十五年ほど前に「はちどりの一滴(ひとしずく)」という童話が大きな反響をよんだ。  燃え盛る山火事を消そうと、はちどりはくちばしにすくった水の一滴をまくために何度も山に向かう。  森 …

ざぶん展(関西ブロック)

6回目となった関西ブロックの「ざぶん賞入選作品展示会(ざぶん展)」が、京都市の堀川御池ギャラリーで開催されました(2018年3月8日~11日) 今年、関西ブロックでは9名が入賞。その他、全国表彰作品、 …

京都ざぶん塾のサイトへようこそ!

「ざぶん賞」は、 子どもたちからの作文や詩を募集します。 選ばれた作品にはプロの画家が挿画を描きます。 Y, FUNATSU

日々雑感

安部龍太郎   コロナ禍によって、人生が大きく変わった方々も多いと思います。  私はもともと自宅勤務ですからダメージは少ない方だと思いますが、それでも窮地におちいりました。外出自粛 …

検索

  • ログイン



    • 28986総閲覧数:
    • 4今日の閲覧数: